住宅用への用途開発~床暖房や岩盤浴への活用
次に取組んだのが、住宅用床暖房である。
1995(平成7)年頃、ある新聞のアンケートで、「住宅に欲しい設備」の第1位が床暖房であると言う結果を目にした時に、ビジネスチャンスの可能性を感じて、床暖房への取り組みを開始した。
製品コンセプトを「健康」・「省エネ」・「低コスト」として開発を進め、熱サイフォンシステムを導入した、熱効率の高い省エネ・低コストの床暖房を実現した。
その中で、特に「健康」に付いては、遠赤外線効果やマイナスイオン効果に付いて研究を重ね、 床暖房システムの中に効果の優れた、与那国島の「化石サンゴ」(国の法律で保護されている) を敷き詰めた、「珊瑚床暖房」という現在の姿になるまでに改良を重ねていった。
(唯一国から採取を認められている、コーラルインターナショナル(株)と4品目(床暖房・岩盤浴・ 建築壁材・木材乾燥装置)に付いて独占契約を締結済みである)
当初は、九州の公的機関を中心に販売し、徐々にマスコミでも取り上げられるようになる。
大きく飛躍したのは、2001年に「阿蘇ファームランド」のコテージ330棟の床暖房に採用された ことであり、同コテージへ設置されたシステムはその後、現在に至るまで一度もメンテナンスが 必要な事態は発生しておらず、周囲の評価が高まると共に、わたくし共も品質に確固たる自信を得た。
また、床暖房技術を活用した「珊瑚床岩盤浴システム」の開発に成功し、家庭用や業務用の珊瑚床岩盤浴システムの製造・販売を開始した。
当初の開発に当たっては熊本市長より、新技術研究開発事業の助成を受け開発を成功させて、既に、日本を代表する温泉地でる、熊本県は阿蘇の黒川温泉にも導入が進んでおり、他にも 東北地方や関東・関西へも導入されています。
特徴としては、下記が挙げられる。
①.マイナスイオンの発生~放出。
②.遠赤外線の発生~放出。 (90%以上)
③.熱サイフォン内の循環湯量は僅か300ccで、岩盤を温めることが可能である。
④.安心・安全の温水を使用して岩盤を温めています。